行基さんゆかりの寺院を訪ねて ~南限編~
行基さん大感謝祭実行委員会では、2023年に日本全国に伝わる「行基さんゆかりの地」の北限と南限を訪問する活動に取り組みました。
その活動報告は、「行基さん大感謝祭2023」当日に飛火野の会場に設置したモニターで来場者の皆さまにご覧いただきました。そして、より多くの皆さんにご覧いただきたく、大変遅くなりましたがホームページ用に再編集したうえでここに公開させていただきます。こちらは「~南限編~」になります。ぜひご覧ください。
行程
2023年(令和5年)11月2日(木)
伊丹空港(集合) ~ 宮崎空港 = 極楽寺(宮崎県延岡市) = 観音寺(宮崎県日向市) = 熊本県熊本市(泊)※走行距離350km
2023年(令和5年)11月3日(金)
宿舎 = 阿弥陀寺(熊本市中央区) = 長谷寺(熊本市西区) = 雲晴寺(熊本市南区) = 清水寺(南阿蘇村) = 宮崎空港 ~ 伊丹空港(解散)※走行距離284km
11月2日(木)快晴 昆陽池上空から・・
四国上空を経て、南へ
宮崎は常夏でした
今回もひたすら高速道路を走り・・
極楽寺(宮崎県延岡市)
最初の訪問先の極楽寺へ
頂いたお砂は行基さん大感謝祭の「お砂踏み」に活用させて頂きます
住所
宮崎県延岡市土々呂町5-1200
創建
不明
開基
不明
行基さんとのご縁
御本尊は行基作といわれる阿弥陀如来。行基菩薩千二百五十年御遠忌記念誌「行基菩薩」記載の行基ゆかりの寺院
続いて、最南限のお寺を目指します
観音寺(宮崎県日向市)
最南限到達!@宮崎県日向市
ご住職の奥様に境内をご案内頂きました。行基さんとの由来を伝えるものは口伝で残るのみとのこと
住所
宮崎県日向市細島354
創建
不明
開基
不明
行基さんとのご縁
行基菩薩千二百五十年御遠忌記念誌「行基菩薩」記載の行基ゆかりの寺院
翌日の調査に備え、熊本へ
2日目の朝 8時から調査開始
阿弥陀寺(熊本県熊本市中央区)
2日目最初の訪問は阿弥陀寺@熊本市中央区
もともとは白川のほとりにあったようですが、 度重なる洪水で現在地に移転。行基さんとのつながりを確認することはできませんでした
住所
熊本県熊本市中央区細工町3-34
創建
不明(建立当初は白川沿いにあったが度重なる洪水により,加藤清正の代に移転)
開基
不明
行基さんとのご縁
行基菩薩千二百五十年御遠忌記念誌「行基菩薩」記載の行基ゆかりの寺院
(※追記)後日改めて調べなおしたところ、正しい行基さんゆかりの「阿弥陀寺」は西区にあることが分かりました(https://www.raikouin.or.jp/)。同名のため誤って訪問した可能性が高く、中央区の阿弥陀寺は行基とは無関係だと思われます。
長谷寺(熊本県熊本市)
次なる寺社へ
住職に本堂をご案内頂きました
境内でも色々な話を伺い、 銀杏の実を分けて頂きました
寺のすぐ脇を新幹線が通ります。マンションのなかった時代には阿蘇山や熊本城がよく見えたそうです
住所
熊本県熊本市西区春日4-1-7
創建
不明(大同年間(806~810)、坂上田村麻呂の祈願所として六十余州に一寺ずつ建立されたうちの一つ)
開基
不明
行基さんとのご縁
行基菩薩千二百五十年御遠忌記念誌「行基菩薩」記載の行基ゆかりの寺院
雲晴寺(熊本県熊本市南区)
続いて市内南部の雲晴寺@熊本市南区へ
住所
熊本県熊本市南区城南町隈庄622
創建
不明
開基
不明
行基さんとのご縁
行基菩薩千二百五十年御遠忌記念誌「行基菩薩」記載の行基ゆかりの寺院
熊本市を離れ、阿蘇に向かいます
ナビなき道を突き進むと・・
雄大な阿蘇の光景が!
清水寺(熊本県南阿蘇村)
南限の旅、最終目的地の寺はその近くにありました
自ら寺の修復作業に当たられていたご住職に境内・本堂をご案内頂きました
ご本尊は行基さん作と伝えられる(※赤線部分)
ご神木近くの砂を頂きました
住所
熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石47
創建
奈良時代
開基
行基
行基さんとのご縁
行基自ら彫った千手観音像が安置。行基菩薩千二百五十年御遠忌記念誌「行基菩薩」記載の行基ゆかりの寺院
予定の調査を終えて、空港へ
北限調査も南限調査も天気に恵まれたのは幸いでした
約4時間の移動で無事に空港到着。お砂だけは忘れないように・・
行基さんを大切にされる人々の思いにふれた2日間でした
行基さん大感謝祭実行委員会